FB-TERRACE エフビーテラス

FB-TERRACEのこぎん刺しアートパネル

2023.01.29

FB-TERRACE/こぎん刺しアートパネル

 

 

伝統工芸「津軽こぎん刺し」を楽しむ新たなかたちとして、一昨年よりエフビーテラスが提案しています。

ポスターやアートのように壁に飾ったり、棚やボードの上に置いて立てかけたり。
玄関やリビング、プライベート空間でもお好みの場所に置いていいただけるように6種類のバリエーションでスタートしました。

 

 

以前よりエフビーテラスでは津軽の伝統工芸こぎん刺しを店頭でご紹介してきました。

 

伝統工芸を取り扱うにあたり、スタートから一貫しているのは、
青森に根ざし、発展してきた伝統工芸の技術を後世に繋げたい、
現代を生きるわたしたちにより身近に感じられるものにしたい、という想いです。

 

伝統的にこだわる部分はベースにもちつつも、古風に感じずに自然に用いることができるような雑貨・小物を中心にした提案を続けてきました。

 

 

 

こぎん刺しの提案のかたちを新たに発展させていきたい

 

エフビーテラスはエフビヨンドの姉妹店。

エフビーテラスとして新たな提案を始めましたが、ベースにあるのはもちろんインテリアです。インテリアを通して長年にわたり、日々の暮らしの中に量的な豊かさでは得られない充足の時間を過ごす大切さを提案しようと取り組んできました。

 

 

わたしたちらしさをこぎん刺しで提案する、アートのようにインテリアとして楽しめるこぎん刺しを作る、このふたつを合わせ導き出した答えが、こぎん刺しアートパネルというかたちとなりました。

制作にあたっては、こぎん刺しに触れる間口を広げることを優先に考え、あえて伝統の藍色に生成という配色や刺し方だけにはこだわらず、モダンでかつ馴染みやすい印象になる組み合わせを選んでいます。

丁寧にひと針ひと針刺された立体感やこぎん刺しを主体としたものであることを魅せるために額装の前面に刺し布が貼られるようにデザインしています。

 

 

手探りで始めた取り組みでしたが、多くの受注をいただきお客様のご自宅を飾っています。

わたしたちならではの「アート」という切り口で、伝統工芸が持つ古典と現代の感性を程よく織り交ぜながら、今後も提案の幅を広げていきます。

 

 

そして、このこぎん刺しアートパネル商品化に向けて企画・制作に尽力してくださった1人が古家具ミヤマコさん。

 

その経緯もあり、ただいまエフビーテラスでは【古家具ミヤマコ at FB-TERRACE】と題し、普段はミヤマコでしか見ることのできない額装品などが特別にディスプレイされています。

 

エフビーテラスの空間に生まれるミヤマコの世界観とのシナジーを、この機会にぜひ体感しにいらしてください。

 

 

*津軽こぎん刺しの由来*

江戸時代、津軽の農民たちは麻の着物しか着ることが許されませんでした。津軽の厳しく長い冬を少しでも快適にやり過ごすため、保湿と補強のため、麻布に木綿の糸で刺し子を施すようになり、やがて「津軽こぎん刺し」が生み出されました。
縦の織り目に対して一・三・五・七、、、と奇数目を数えて刺す技法が特徴で弘前を中心に発展しました。

こぎん刺しの基礎模様は「モドコ」と呼ばれ、現在40種類ほど存在します。これらを巧みに組み合わせることで、より大きく美しい幾何学模様が生み出されます。

 

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