FB-TERRACE エフビーテラス

FB-TERRACE オリジナルプロダクト – 津軽こぎん刺し –

2021.08.13

FB-TERRACE(エフビーテラス)はおかげさまで今年5周年を迎えます。いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。そこで、5年間” 丁寧な暮らし “を常に考えてきたFB-TERRACEだからこそできる、大切に受け継がれてきた地元の伝統を現代の暮らしに取り入れられるようなモノを作りたいと思い、以前からお付き合いのある弘前の「こぎん研究所」にご協力いただき、今回のオリジナルプロダクトが実現しました。

■ 津軽こぎん刺し ■
江戸時代、津軽の農民たちは麻の着物しか着ることが許されませんでした。津軽の厳しく長い冬を少しでも快適にやり過ごすため、保湿と補強のため、麻布に木綿の糸で刺子を施すようになり、やがて「津軽こぎん刺し」が生み出され、現代まで受け継がれてきました。
こぎん刺しは”和“のイメージが強く、現代のインテリアに取り入れるには難しいと思われる方が多いかと思います。そこで、いま一度こぎん刺しを現代の暮らしに落とし込み、モダンで洗練された、FB-TERRACEらしいオリジナリティのあるこぎん刺しを目指しました。今回製作したのは、インテリアの中でもセンスが際立つアイテム「クッションカバー」と「ファブリックアートパネル」です。
こぎん研究所で、生地、刺子のデザイン、色など入念に打ち合わせしました。こぎん刺しの基礎模様は「モドコ」とよばれ現在40種類ほど存在します。その模様を巧みに組み合わせることで、美しい幾何学模様が生み出されます。モドコの組み合わせにはかなり頭を悩ませました。
さらに生地や刺繍の色で印象が大きく変わるので、サンプルを幾通りも掛け合わせてパターンを絞っていきました。こぎん研究所の職人さんにもたくさんご指導いただき、コレだ!と思える納得のモノができあがりました。
ファブリックアートパネルの仕上げは、弘前でお店を営む「ミヤマコ」の宮本さんにお願いしました。こぎん刺しを施した生地をウッドのフレームにはめ込んでいます。
平面のパネルに貼るのではなく、立体的してにフレームに収めることによって刺子が際立ち、奥行きが生まれました。ウォールナットカラーのフレームは重厚感があってインテリアを締めてくれます。

伝統と今が丁度良いバランスで融合した、他には無いモノができました。受け継がれてきた伝統はやはり受け継がれるだけの美しさがありますし、職人さんの丁寧な仕事があるからこそ現代まで愛されてきたのだなと、私たちもこのプロダクトを通して、改めてこぎん刺しの魅力を感じました。

8/14(土)よりFB-TERRACEにて販売いたします。
受注生産ですので注文から1.5~2ヶ月でのお渡しとなります。
暮らしを彩るこぎん刺し、是非店頭でご覧ください。